家庭でできる地球温暖化防止として、「衣類の3R」を実践する団体が四国に発足しました。その名も「衣サイクル研究会(e-cycle)」です。
日本には、江戸時代から古着をリユースするしくみがありました。
今では、資源化工場などに持ち込まれた衣類はその90%以上を資源として活用することができます。
「衣サイクル研究会(e-cycle)」では、事業者、行政、市民団体との連携を通して、四国のすべての自治体での「資源化」を目指しています。
☆ 衣類1kgにつき1ポイントをエコポイントとして、お買い物に使える現金カードに還元したり、「自家用車の走行距離1kmにつき1円」という、“カーボンオフセット会員”のしくみにも注目です!
【参考】衣サイクル研究会のホームページ
2008年9月、四万十市において、レジ袋削減に向けて取り組むための「四万十市レジ袋削減推進会議」が発足しました。
同推進会議の議論の中で、レジ袋削減には、他地域の事例からも有料化が最も効果的な手段であるとのことから、市・事業者・市民団体等の3者による「レジ袋削減に関する協定」を締結することとなり、この2月より4店舗においてレジ袋が有料化されました。速報値として、開始後1週間の平均持参率が85%!と大きな効果が確認されています。
【詳 細】四万十市ホームページ
温室効果ガスの排出抑制とごみの減量化を目指し、レジ袋等の削減に関する協定が平成20年12月に事業者・市民団体・高松市の3者で締結されました(平成21年2月現在、11事業者(37店舗)と6市民団体が参加)。
この協定では、参加事業者は「レジ袋を受け取らない場合のポイント制などの特典の提供」か「レジ袋の無料配布の中止」のどちらかを選択して実施します。また、高松市や市民団体は取り組みへのPRや支援を行います。
【詳 細】高松市ホームページ
香川のプロバスケットボールチームである高松ファイブアローズは、「ECOプロジェクト」としてペットボトルのキャップ・ボトルの回収活動を開始しました。
この取り組みは、まずキャップやボトルを高松会場に設置された専用回収BOXで回収し、リサイクル業者へ売却。その利益をNPOへ募金することによって、ワクチンが必要とされる世界中の子どもたちへ贈られるというものです。(写真は、キャップ回収運動を提案した井上聡選手です)
【詳 細】高松ファイブアローズ ホームページ
環境省が全国の市町村・特別地方公共団体に対して実施した「一般廃棄物処理事業実態調査(平成18年度)」にて、四国のいくつかの自治体が3Rの取組について上位であったことが報告されました。
報告によると、1人1日当たりのごみ排出量は、人口50万人以上の自治体としては松山市(愛媛県)が最も少ない908.7gでした。また、人口10万人未満の自治体では、佐那河内村(徳島県)が2番目に少ない297.5g、神山町(徳島県)が4番目の308.6gでした。
リサイクル率については、人口10万人未満の自治体で上勝町(徳島県)が3番目の75.5%、神山町が7番目で58.3%とのことです。
【参 考】環境省ホームページ「一般廃棄物処理事業実態調査」