高知県須崎市のNPO法人四国自然史科学研究センターは、WWFとの共同で実施する「四国地方ツキノワグマ地域個体群絶滅回避のための総合調査」の一環として、GPS(人工衛星を使った全地球測位システム)を使ったツキノワグマの追跡調査を開始しました。
四国のツキノワグマは、徳島・高知両県にまたがる剣山山系に十数頭から数十頭だけ生息していると推定されており、環境省は徳島・高知両県のツキノワグマを「絶滅のおそれのある地域個体群」として指定しています。
同NPOは、今回の調査によってツキノワグマの詳細な生息域や行動パターンを突き止め、今後の保護活動に活かしていく予定です。
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WWFホームページ>四国で初!GPSを用いたツキノワグマ調査はじまる
生物多様性とくしま会議が、官民協働による生物多様性地域戦略づくりに向けて、徳島県内各地でタウンミーティングを開催します。(写真は上勝町開催時の様子です)
このタウンミーティングは、徳島県の東部地区、西部地区、南部地区にて「まち・里部会」「川・海・汽水域部会」「奥山・里山部会」の3つの分野について開催され(8月下旬〜10月下旬にかけて計9回)、各地域に住む方々の意見を収集することで、徳島県が策定する生物多様性地域戦略に活かされるというものです。
※開催日程等の詳細については、以下のサイトをご覧ください。
【関連】 生物多様性とくしま戦略タウンミーティング ホームページ
2011年6月、徳島県内の環境団体や学識経験者らで構成する生物多様性とくしま会議が、徳島県知事に対して生物多様性地域戦略策定に関する提案書を提出しました。(写真は記者会見の様子です)
提案書では、戦略策定にあたって
・地域特性の反映
・市民や専門家と協働し県民からの意見を募るためのタウンミーティングの開催
・数値目標や行動計画の設定
などを提案しており、徳島県は今回の提案を踏まえた2012年度内の生物多様性地域戦略策定を目指しています。
【関連】生物多様性とくしま会議 ホームページ
12月18日、高知男女共同参画センター・ソーレにおいて「四国 海の守り人交流会 四国の海はいま…」が開催されました。
初めに黒潮生物研究所の岩瀬文人所長からご挨拶があり、四国の太平洋岸で海域の環境活動に携わっている組織が、お互いの取組みを知り連携を促進することを目的に、COP10・生物多様性年を機会に同研究所が呼びかけ、初めてこのような交流会が実現した旨をご説明されました。
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2010年4月、四国の生物多様性に関する連携や情報共有、活動支援等を行う緩やかなネットワークとして、「四国生物多様性ネットワーク」が設立されました。
四国生物多様性ネットワークは、COP10/MOP5サイドイベントである生物多様性交流フェア(10月11日〜29日)にて、四国の生物多様性についての情報発信を行います。(写真は、交流フェアでの展示の様子です)
【関 連】四国生物多様性ネットワーク 交流フェアのtwitter