全国の大学では、環境サークルを中心に学生祭での環境対策が行なわれていますが、四国での取り組みはまだまだ進んでいないようです。そんな中、2007年の愛媛大学学生祭では環境に配慮した「エコ学祭」が実施され、学生や来場者に‘環境‘を訴えていこう!と、愛大生協環境サポーターによる「ごみナビゲーション」、はしづくり体験のできる「レッツ!マイはし」、フェアトレードのカフェ「ECO☆カフェ」、愛大の環境団体をクイズ形式で紹介する「エコ★ブース」が行われました。
ごみ分別指導員が大活躍!ごみ調査では約9割のごみが店舗のものであることが判明
今回力を入れた点は、ごみナビゲーターの設置と排出されたごみの詳細調査の実施でした(右写真は、ゴミを計量している様子です)。
前年度の反省を踏まえ、ごみ箱の前にはごみナビゲーターを配置することで、お客さんの分別を促進。また、ごみの排出元や内訳を調査することによって、ごみの約9割が出店団体のごみであることも判明しました。ごみの内訳は添付資料3の通りですが、生ゴミ(約2割)を含む残りの約6割は、資源ごみとしてリサイクルすることに成功しました。(※店舗から発生するダンボール類は除く)
■ パートナーシップのツボ ■
提案者である愛大生協環境サポーター、学生祭実行委員会、愛媛大学、愛媛大学生協、学生祭の参加団体、ごみ回収業者等が、それぞれが出来る範囲の協力を積み重ねること、例えば、環境サポーターが、新たな分別項目を増やしたいと言った時、大学や大学生協では分別に必要な道具をこころよく貸し出し・購入してしてくれたり、学生祭の参加団体が指定通りにゴミを分別し、計量などの作業に協力してくれたりしたことで、処分ごみのリサイクルに成功し、今後のための貴重なデータを得ることが出来ました。
【連絡先】
愛媛大学3年 明賀
bibibimyoga37@yahoo.co.jp
【添付資料】
1.ごみナビゲーションのチラシ ※ごみの分別方法
2.ごみ分別指導員の流れ
3.愛媛大学学生祭のごみ重量