環境省では、国内のプロジェクトにおいて実現された温室効果ガスの排出削減・吸収量を自主的なカーボン・オフセットに用いられるクレジットとして認証する「オフセット・クレジット(J-VER)制度」を昨年11月14日に創設いたしました。
昨年12月3日には、本制度に基づく第1号申請として、高知県におけるセメント工場のボイラー燃料について、化石燃料から未利用林地残材に転換するプロジェクトが申請されました。
今般、オフセット・クレジット(J-VER)認証運営委員会において、検証機関による検証結果も踏まえて、平成20年4月1日〜9月30 日の期間におけるプロジェクトの温室効果ガス排出削減量1,039t-CO2がオフセット・クレジット(J-VER)として認証されましたので、お知らせいたします。
今後は、所定の手続を経て、高知県に対してJ-VERが発行されることになります。高知県に対して発行されるJ-VERは、3月11日に運用が開始されるオフセット・クレジット(J-VER)登録簿において管理され、これにより登録簿に口座を所有する者同士のJ-VERの取引が可能となります。
環境省では、引き続き本制度の幅広い活用を促し、カーボン・オフセットの取組を推進してまいります。 [環境省ホームページ 報道発表資料より]
今般、認証された温室効果ガス排出削減・吸収量について
○ プロジェクト代表事業者: 高知県
○ プロジェクト事業者: 住友大阪セメント株式会社 高知工場
○ その他プロジェクト参加者: 須崎地区森林組合
○ オフセット・クレジット(J-VER)取得者: 高知県
○ 事業概要:
住友大阪セメント株式会社高知工場の2号発電ボイラー燃料として使用されている石炭並びにオイルコークスの一部を、高知県産の未利用林地残材で燃料代替することによりCO2排出削減を図るもの。
○ 登録日: 平成20年12月19日
○ クレジット期間: 平成20年4月1日〜平成20年9月30日
○ 排出削減量: 1,039t-CO2
○ 検証機関: 財団法人 日本品質保証機構
【詳 細】
環境省ホームページ>報道発表資料「オフセット・クレジット(J-VER)制度における温室効果ガス排出削減量の認証第1号について(お知らせ)」