コープ自然派は、「自然と共存する暮らしの実現」を目指す生活協同組合で、安心・安全な食生活の応援、有機農業の推進、生物多様性の保全、遺伝子組み換え作物への反対、持続可能なエネルギー社会に向けての取り組みを行っています。
コープ自然派のホームページ http://www.shizenha.ne.jp/
コープ自然派しこくのホームページ http://www.shizenha.ne.jp/shikoku/
■ 発足は共同購入会から
1980 年代、安心な食材への機運が高まり、奥さんたちの集まりである共同購入会が各地に出来ていきました。取組を継続して行くためには組織化が必要で、香川では1993年にコープ自然派オリーブが発足。2012年4月には、四国のコープ自然派が合併して「コープ自然派しこく」となり、「コープ自然派オリーブ」 はその中のオリーブセンターという位置づけとなっています。
■ 事業型の取り組み
安心・安全な環境に配慮して作られた食品等を、組合員に個人宅配や共同購入という方法で販売しており、収益を上げながら事業に取り組んでいます。
また、原発事故による放射能による食の安全へ対する心配から、放射能汚染の出荷前検査によって情報公開を進めています。東北の水産物は、当初風評被害もありましたが、情報公開する事によって取引量が7〜8割まで回復し、生産者からも喜ばれています。
事業に必要な資金は、組合員から出資金として調達し、運転資金などに活用しています。
■ 収益を上げ、社会の課題解決を進めるために
コープ自然派しこくでは、食や環境に関心のある組合員を増やすことは、有機農家の生産者の応援し、農家の雇用拡大や後継者の育成にもつながっていくと、考えています。また、環境保護にも繋がっていきます。
■ 課題やその解決策
加工された商品は、以前は販売していませんでしたが、組合員が増えることで数を確保することが出来るようになり、多様な品ぞろえが可能になりました。また、技術の向上から、加工品でも無添加のものが作れるようになっています。
アーキペラゴは香川県高松市を拠点として活動するNPO法人で、瀬戸内海におけるツーリズムやワークショップ、島でのクリーンアップ・ビーチコーミングの実施や、瀬戸内国際芸術祭の応援活動や芸術士の派遣事業など、様々な取り組みを行っています。また、アーキペラゴは多島海・群島を意味しています。
アーキペラゴのホームページ http://www.archipelago.or.jp/
■事業型の取り組み
平成21年度に採択された事業型環境NPO・社会的企業の事業では、瀬戸内海の島々における清掃活動支援費を得ることを目的に以下のような事業が計画され、取り組まれました。
・ アーティストとの連携による漂着物などを活用した商品の開発及び、アーキペラゴ・ストアによる販売
・ アーキペラゴ・ストアの収益の一部をビーチポイントとする仕組みの構築(瀬戸内の島と海での活動支援に活用されます)
・ ビーチコーミングなどを行うエコツアーの企画
(ビーチコーミングの様子)
アーキペラゴは、引き続きビーチクリーンアップ・ビーチコーミングの開催やアーキペラゴ・ストアでの商品販売、エコツアー企画などに取り組んでおり、瀬戸内海のゴミがゼロになることを目指して事業を進めています。