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四国EPOは、運営団体(NPO法人えひめグローバルネットワーク)とともに各主体の協力により運営しています。

こちらでは環境教育の具体的な事例を紹介しています。

【出前授業の概要】
調査日: 2011年7月12日
対象: 5年生(13名)
活動場所: 三崎小学校内および竜串周辺の諸施設等
協力者:
足摺海洋館・黒潮生物研究所・竜串観光汽船・竜串ダイビングセンター・魚と山の空間生態研究所・竜串観光案内所・足摺海底館・土佐清水市森林組合・竜串観光振興会・地域住民・環境省 等 《協力団体》市五郎山パラグライダー(行者山管理者)・市学校教育課 等
授業名: 平成23年度 三崎小学校5年 総合学習の環境学習実施プログラム
取り組みテーマ: 三崎の自然〜自分たちの海山川を知る〜
きっかけや目的:
竜串自然再生事業の一環として、地域の身近なふるさとについて新たに発見し体験することを通して、児童の地域や自然への理解を深め、さらに自身と「ふるさと」「自然」との関わりについて考える“気づき” となることを目指す。
手法:
年間を通じて全10回「ふるさとの自然環境を学ぶ」ことを目的に、川や海・山での体験学習や地元の海のギャラリーなどの施設での体験学習などを行う。

【取り組みの目標】
地域のみんなが協同で関わることで、子どもたちにより良い成長と学習を与えていくという次世代の人材育成。

【子どもの反応や変化】
地域を知る学習は元々行っており、これまでも3世代の交流があったが、環境教育という新たな分野がプラスされ、児童の視野も広がった。また、体験を通して昔のことを知ることで過去の取り組みが、今につながっていることを知る機会になっている。さらに、上級生の発表で取り組みの様子を見て、下級生が刺激を受け、学びの意欲が増している。

【協働の役割分担や連携部分】
担任教諭を中心とした授業の中で、担任教諭が持ち得ない(児童に伝えきれない)専門的な視点を持ち合わせている地域住民が講師として参加し、児童らに海川山の自然を伝え、“ふるさとの自然”を考えるきっかけづくりを行っている。また、環境省職員も講師として参加し、授業を進めていく上で生じた現場での問題点やアイデアなどに対応している。

【子どもの自発性を高めるためのアイデアや取組】
体験を通して学ぶ中で、外部の講師や施設などを利用する際のルール社会規範を身に着けるなど環境以外の学びにもつながっている。

【環境活動が、まわりに拡がるためのアイデアや取組】
学校では、週1回学級通信を発行し、父兄にも授業での様子などをお知らせすることができ、子ども達も振り返りの機会になっている。また、昨年度以前まで泥土除去の見学を行い、感想文や絵などを作成し、学校の周辺に掲載している(泥土除去プラントは現在実施していない)。

【課 題】
・総合学習の時間の縮小化による時間の確保(この時間を環境学習
に利用しているため実施時間の確保が年度によって変動がある)
・実施内容の希薄化(マンネリ化)の防止(内容の厳選と新規講師
の開拓)
・各授業の実質経費(燃料費など)について(基本講師には無償で
対応いただき講師のご厚意により講師が負担)
・各授業のつながりを持たせること

【関連リンク】
アクティブレンジャー日記
http://chushikoku.env.go.jp/blog/

【参考資料】
竜串自然再生プロジェクト 竜串ではじまる、はじめる、自然再生
http://www.tatsukushi-saisei.com/top.html


伊野南小学校での「ECO ECO家計簿 出前授業」の様子

【出前授業の概要】
調査日:2010 年12月15日
対象:伊野南小学校 5年生全体(2クラス)
活動場所:伊野南小学校オープンスペース(学校内)
協力者:高知県地球温暖化防止県民会議、高知県地球温暖化防止活動推進センター
授業名:総合的な学習の時間「ECO ECO家計簿 第2回出前授業」
取組内容:子どもたちから地球温暖化防止を進めるため、環境家計簿を活用した学習を行う。
きっかけや目的:地球温暖化防止の取り組みについて学ぶ。
手法:高知県地球温暖化防止県民会議が推進する、子どもでもつけられる環境家計簿「エコ隊長 eco eco 家計ボ」を活用し、それぞれが排出量削減のための約束をして家庭で取り組み、結果を3ヶ月間のCO2排出量を調べてグラフ化する。また、学んだことを学校での環境活動に活かす方法について考え、班毎に分かれて学校で出来ることを発表した。

【取組の目標】
家庭での温暖化防止のための取り組みを進め、学校での取り組みにも活用していく。ヒアリング時点では、3ヶ月にわたっての家庭で取り組みを実施し、学校での取り組みのための目標をたてた。

太陽光発電量モニター
写真:太陽光発電量モニター

【子どもの反応や変化】
水道からのCO2排出量が電気やガスに比べてなぜ少ないのか調べてみたい、電気のつけっぱなしに気をつけたい、といった感想があり、今後の取り組みにつながる意識の変化が見られた。

【協働の役割分担や連携部分】
県民会議内での役割分担として、全体の進行を地球温暖化防止活動推進員が行い、他の学校での取り組み事例紹介を県民会議事務局で実施していた。また、生徒たちとのやり取りでのフォローを担当の先生が行うことで、講座がスムーズに進んだ。

【子どもの自発性を高めるためのアイデアや取組】
家庭のエコ隊長として取り組んでもらうという手法。目標設定などを生徒たち自身で考えて宣言する。

【環境活動が、まわりに拡がるためのアイデアや取組】
家庭での取り組みを対象としたこと。また、家庭での取り組みを学校に活かすことまでを計画した事業プラン。

【課 題】
生徒たちが取り組みを継続していけるか。

【その他】
・学校の授業で、国語(考えをまとめる授業で活用)や理科といった授業にもつなげることが検討されていた。

伊野南小学校での「ECO ECO家計簿 出前授業」の様子

【関連リンク】
・伊野南小学校
・高知県地球温暖化防止県民会議県民部会「子どもにもつけられる環境家計簿」促進プロジェクト

【参考資料】
・子どもと一緒に家族で省エネ「エコ隊長 ECO ECO 家計ボ」(高知県地球温暖化防止県民会議県民部会のページ)


仁淀高等学校での川の観察や水質検査の様子

【出前授業の概要】
調査日:2011年1月20日
対象:高知県立仁淀高等学校3年生6名(全校生徒)
※仁淀中学校3年生も参加
活動場所:仁淀川、長者川および体育館
協力者:NPO法人環境の杜こうち
授業名:総合的な学習の時間「仁淀川・長者川の水質調査(発表会)」
取組内容:川の観察及び水質検査
きっかけや目的:「仁淀川の綺麗さを伝えよう」「身近なところを流れる川を調べよう」「仁淀川を守ろう」といった想いから、水質調査や河川について理解を深めるため
手法:水生昆虫の観察・水質調査

【取組の目標】
地域を知り、仁淀川町にふれることで自分を知り、成長につながり、社会に出る際の後ろ盾になる。

仁淀高等学校での川の観察や水質検査の様子

【子どもの反応や変化】
調査、研究、まとめ、発表などの活動を続けることで、地域の事柄をより身近に感じられるようになり、生徒の成長につながっている。その他、校外での地域を知る活動にも積極的に取り組んでいる。

【協働の役割分担や連携部分】
仁淀中学校と合同で行う仁淀川と長者川の水質調査にて、講師の石川妙子氏(NPO法人環境の杜こうち)より水性昆虫による水質の判定方法を学んだり、水生昆虫を採取して調査を行い、これまでとは違う方法(ベック津田法)での水質調査を行うことができた。

【子どもの自発性を高めるためのアイデアや取組】
仁淀川及び長者川の水質検査といった体験型学習の実施や、仁淀川町内でのフィールドワークを行う。

【環境活動が、まわりに拡がるためのアイデアや取組】
発表会の開催や活動記録等を基に作成した報告書の配布によって、地域の人々に発信している。

【課 題】
高校が3月で閉校となる。(活動は地元中学校に引き継がれる予定)

【その他】
仁淀高校プロジェクトを実施し、自分を知り地域を知ることをテーマに、体験学習を中心に活動をしている。また、総合的な学習の時間のねらいとして、学び自主性や学びの技術の習得を位置づけており、高校での8年にわたる水質検査の結果や生物調査は、大変貴重な資料となった。

仁淀高等学校での川の観察や水質検査の様子

【関連リンク】
・仁淀高等学校
・NPO法人環境の杜こうち

【参考資料】
・仁淀高校プロジェクト 平成22年度報告集「仁淀川・長者川の水質調査」(PDF:2.87MB)
・仁淀川の水質調査−改訂版−(一部を掲載)(PDF:1.39MB)


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