【出前授業の概要】
※同時に2クラスで授業が行われたが、その内の一つについて記載
調査日:2010年9月17日
対象:丸亀市立垂水小学校5年生、38名
活動場所:学校内(理科室)
協力者:社団法人香川県建築士会
授業名:総合的な学習の時間
取組内容:森や木の大切さについて伝える講座
きっかけや目的:建築士として木材を扱ううちに、森や木の大切さを伝える必要があると感じた。
手法:PC画像をデジタル黒板に写して写真を見せたり、実物の木を使って考えてもらいながら学ぶ。
【取組の目標】
将来のことを考える生徒が増えること。
【子どもの反応や変化】
クイズ形式による杉の木当てや、外国産材当てで盛り上がった。また、実際の木を見たり匂いを嗅ぐことで、木に対する興味などが出た子どもたちは、自主的に質問したりしていた。
【協働の役割分担や連携部分】
授業は香川県建築士会が実施し、学校側は場の提供等を行った。
【子どもの自発性を高めるためのアイデアや取組】
クイズによって、自分で考える機会を多数設けていた。理解できる言葉を用いて、子どもたちの反応を見ながらの参加型学習を行った。
【環境活動が、まわりに拡がるためのアイデアや取組】
年輪当てクイズに使った木のコースターや、授業の内容を残せる書き込み型の質問シートを活用することで、家族へも情報を伝えることが出来る。
また、家についての話題を取り入れ、自分の家で柱に使っている木材について考えてもらえるような授業構成とした。
【課 題】
活動に対する認知度が低いこと。また、座学中心のため、フィールドワークとの連携もしてみたい。
【その他】
・香川県建築士会は、「小学校プロジェクト」として平成20年度より年間3〜5校の頻度で出前講座を行っている
・今回授業を受けた生徒たちは、1年前に愛媛県の久万高原町で林業体験を行っていた
【関連リンク】
垂水小学校
社団法人香川県建築士会