海洋ごみは、景観の悪化による観光への影響やごみの混在による漁業資源への悪影響のほか、ごみから浸出する汚染物質による水環境の悪化や野生生物の誤摂取や植物の光合成の阻害などによる生態系への被害など、経済的な分野に止まらず自然環境を保全する上でも、さらには廃棄物の不法投棄も絡み重大な社会問題となっています。
このような状況をうけ、海洋ごみの実態把握調査が環境省により平成19年度から実施されているものの、総合的な把握や抜本的で的確な対策の確立にはまだ時間を要する段階です。
そこで、環境省地球環境保全等試験研究費により瀬戸内海を対象に実施した海洋ごみに関する研究の成果及び海洋ごみを取り巻く状況について発表するとともに、円卓会議形式で海洋ごみ回収の取組を行っている方々と参加者を交えて意見交換を行い、今後の海洋ごみに対する政策提案をめざして、海洋ごみフォーラムを開催します。
【日 時】
平成20年12月20日(土) 13:00〜16:30
【場 所】
ホテルニューフロンティア エミネンスホール(2階)(香川県高松市西の丸町14-7)
【内 容】
■ 講 演
・海面浮遊・海底堆積ごみの挙動 柳 哲雄(九州大学応用力学研究所教授)
・海岸・河岸ごみの実態 藤枝 繁(鹿児島大学水産学部准教授)
・海洋ごみの発生地域の推定 橋本英資((独)産業技術総合研究所主任研究員)
・海洋ごみに関する国の動き 飯野 暁(環境省総合環境政策局総務課企画法令係長)
■ 総合討論・意見交換とまとめ
・コーディネーター:藤枝 繁
・パネリスト:柳 哲雄、橋本英資、飯野 暁
いであ(株)、(社)瀬戸内海環境保全協会
・事例発表者:有明浜を美しくする会(香川県)
地域づくり研究会「源流」 (愛媛県)
堂々川ホタル同好会(広島県)
香川県環境森林部環境管理課
【定 員】
100名程度
【参加申込締切】
2008年12月10日
【参加費】
無料
【参加申込】
詳細のリンク先をご確認下さい
【主催等】
主催:海洋ごみフォーラム実行委員会 [(独)産業技術総合研究所、鹿児島大学、いであ(株)、(社)瀬戸内海環境保全協会]
後援(予定):環境省中国四国地方環境事務所高松事務所、瀬戸内海研究会議
【お申込・お問い合わせ先】
海洋ごみフォーラム実行委員会事務局
〒651-0073 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-5-1
国際健康開発センター3階 (社)瀬戸内海環境保全協会内
T E L:078-241-7720、F A X:078-241-7730
E-mail:web@seto.or.jp
http://www.seto.or.jp/setokyo/
【詳 細】
(社)瀬戸内海環境保全協会ホームページ>海洋ごみフォーラム チラシ[PDF] ※参加申込書