海岸から石鎚山まで、変化に富んだ自然環境を舞台に、多くの野生動植物が生息する愛媛県。そこには南方系から北方系まで、数多くのチョウも棲んでいます。
しかし、自然環境の変容とともに、野生生物の減少が進むなかで、いくつかのチョウも姿を消してしまいました。
生物多様性保全の重要性が叫ばれる今、このシンポジウムでは、愛媛県における昆虫類や生物多様性の現状と保全の取り組みについて知り、貴重な自然環境について考え、これを次代にわたって保全していくためにはどうすればよいのかを、ともに考えます。
【日 時】
2012年3月17日(土)
【会 場】
愛媛大学南加記念ホール(愛媛大学城北キャンパス)(愛媛県松山市)
※詳しくは、http://www.ehime-u.ac.jp/access/johoku/index.htmlをご覧ください。
【プログラム】
9:30 開場
10:00 開会
(1)特別講演 「チョウのたのしみ方」 10:10〜11:20
海野和男(昆虫写真家・日本自然科学写真協会会長)
(2)講演 「レッドデータブックからみる愛媛県の昆虫とその保全」 11:20〜11:40
酒井雅博(愛媛大学農学部)
(3)講演 「愛媛県におけるチョウ類とその保全活動」 11:40〜12:00
窪田聖一(愛蝶会)
(4)先進事例紹介 「広島県におけるヒョウモンモドキの保全活動」13:00〜13:40
岩見潤治(ヒョウモンモドキ保護の会)
(5)愛媛県における生物多様性の保全 13:40〜15:15
講演/生物多様性えひめ戦略 山中美幸(愛媛県自然保護課)
講演/農地の生物多様性は知らないうちに保全できるか? 村上裕(愛媛県中予地方局)
講演/松山市平井町のため池堤体における希少生物の保全活動 玉井修二(伊予農業高校)
講演/身近な生きもの調べから保全へ 松田久司(NPO法人かわうそ復活プロジェクト)
講演/ハッチョウトンボ発生地のこれまでとこれからの課題 近藤茂孝(庄内ハッチョウトンボ保存会)
(6)パネルディスカッション 15:30〜16:30 −愛媛県における昆虫および里山環境の保全−
16:30 閉会 (17:15から懇親会)
【参加費】
無料(シンポジウムのご参加申し込みは必要ありません)
【その他】
懇親会:シンポジウム終了後、懇親会を行います(会費3000円。場所は、愛媛
大学生協)。会場の人数に限りがございますので、参加ご希望の方は、下記まで事前にお申し込みください(先着順となります)。
【主催等】
主催 特定非営利活動法人 日本チョウ類保全協会
共催 愛蝶会、愛媛大学
【詳 細】
日本チョウ類保全協会 ホームページ
http://www.japan-inter.net/butterfly-conservation/