徳島県では,電気機器等へのPCB(ポリ塩化ビフェニル)の混入の有無を把握するための分析費用等を補助する制度を創設しました。この制度は,国の平成21年度補正予算による地域グリーンニューディール基金を活用して実施するものです。
【事業のねらい】
PCBを使用していないとされるコンデンサ・トランス等の絶縁油の中にも,微量のPCBが混入した「微量PCB混入廃電気機器等」がに存在することから,その混入の有無を把握するための分析費用等の一部を県が補助金として交付することにより,PCB廃棄物の適正処理の推進を図ります。
【事業の概要】
県内の民間事業者が保有しているトランス・コンデンサ等の電気機器等に係る分析費用等に対し補助します。
(1)事業実施期間
平成22年2月から平成23年度まで
(注)なお,予算の範囲内で補助しますので,予算状況により,ご希望に添えない場合もあります。
(2)測定対象機器
0.5mg/kgのPCBに汚染された絶縁油を含むものであるかどうか,分析を行わなければ分からない電気機器等を対象とします。なお,0.5mg/kgのPCB汚染が判明した場合は,特別管理産業廃棄物として適正に保管する必要があります。
【補助対象者】
県内で測定対象機器を保有している
・法人その他の団体 (国,地方公共団体,独立行政法人,公社とこれらに準ずるものを除きます。)
・個人。
【補助対象経費】
・PCB分析費用
・試料の採取費用及び運搬費用(消費税は対象となりません。)
【補助金の額】
補助対象経費に補助率1/2を乗じた額
(1検体につき25,000円,各年度,1つの法人その他の団体もしくは1個人につき,50検体を上限とします。)
【分析方法】
・特別管理一般廃棄物及び特別管理産業廃棄物に係る基準の検定の方法(平成4年厚生省告示第192号)の別表第2に定める方法
・絶縁油中の微量PCBに関する簡易測定法マニュアル(平成22年1月環境省)に定める方法
・その他県が認める方法
(注)国が短時間にかつ低廉な費用でPCB濃度を測定できる方法として,上記の「簡易測定法」が平成22年1月に発表されていますが,その他の方法についても,今後,順次追加される予定であり,その方法も補助の対象とします。
【申請手続き等】
(1)保有の機器が測定対象機器であるかどうか について確認してください。
(2)測定対象機器である場合には,計量証明事業者や専門業者等に相談のうえ,分析費用等の見積書を徴収してください。
(3)下記リンク先ホームページ掲載の「必要書類」を添えて,県に交付申請書1部を提出してください。
【申請先・問い合わせ先】
郵便番号 770−8570
徳島県徳島市万代町一丁目1番地
徳島県県民環境部環境総局環境整備課
処理業審査・指導担当(徳島県庁4階)
電話 088−621−2269
FAX 088−621−2846
【詳 細】
徳島県のホームページ>微量PCBの分析費用について補助します!