循環型社会形成推進科学研究費補助金により、循環型社会形成の推進や廃棄物に係る諸問題の解決に資する研究事業及び技術開発事業等を推進しています。
循環型社会形成推進科学研究費は競争的資金制度の活用を図るもので、広く研究テーマや開発する技術を募り、評価の高い事業に対し必要経費を補助するものです。

【公募の対象】
公募の対象とする研究・技術分野は、次に掲げるものとします。
（１）循環型社会形成推進研究事業
　[1] 公募対象分野
　　１ 廃棄物処理に伴う有害化学物質対策研究
　　　イ 廃棄物処理施設における有害物質の排出の削減に関する研究
　　　ロ 廃棄物に含まれる有害化学物質の処理に関する研究
　　　ハ 廃棄物に含まれる有害化学物質の分析及び評価に関する研究
　　　ニ 廃棄物最終処分場における有害化学物質の挙動に関する研究

　　２　廃棄物適正処理研究
　　　イ 廃棄物の適正で安全な処理方法に関する研究
　　　ロ 廃棄物の不法投棄の防止及び原状回復に関する研究
　　　ハ 有害廃棄物、感染性廃棄物、その他処理困難な廃棄物の処理に関する研究
　　　ニ し尿及び浄化槽の高度処理・維持管理に関する研究

　　３　循環型社会構築技術研究
　　　イ 循環型社会構築のためのシステム、評価、費用負担のあり方並びに推進方法に関する研究
　　　ロ 廃棄物の排出抑制及び再生利用に関する研究
　　　ハ 廃棄物最終処分場の延命化または再生化に関する研究
　　　ニ 浄化槽汚泥の再生利用に関する研究

　[2]公募区分
　「重点テーマ研究（特別枠を含む）」、「一般テーマ研究」、「地域連携型研究」（22年度から新設）及び「若手育成型研究」を設定しています。
　（重点テーマ研究）
　　　* 【特別枠】使用済製品等、廃棄物からのレアメタル回収技術に関する研究
　　　* ３Ｒ推進のための研究
　　　* 廃棄物系バイオマス利活用推進のための研究
　　　* 循環型社会構築を目指した社会科学的複合研究
　　　* 有害廃棄物に関する安全、安心のための廃棄物管理技術に関する研究
　　　* 漂流・漂着ごみ問題解決に関する研究

　[3]対象者
　　個人（研究機関に属する研究者）
　
　[4]交付額
　　３００万円以上１億円以内（年度）。対象額の１００％以内


（２）次世代循環型社会形成推進技術基盤整備事業
　[1] 公募対象分野
　　１ 廃棄物適正処理技術
　　　イ 廃棄物処理施設関連技術（ばいじん、焼却灰等の適正処理技術を含む。）
　　　ロ 最終処分場関連技術（最終処分場の循環再生、修復技術を含む。）
　　　ハ 廃棄物不適正処理監視、修復技術等

　　２　廃棄物リサイクル技術
　　　生ごみ等有機性廃棄物、容器包装廃棄物、廃家電、廃自動車、建設系廃棄物等のリサイクル技術（原材料化技術を含む。）

　　３　循環型社会構築技術
　　　３Ｒ（リデュース・リユース・リサイクル）に係る循環利用設計、建設、生産技術

　[2]公募区分
　　「重点テーマ」、「一般テーマ」を設定しています。
　　（重点テーマ）
　　　* ３Ｒ・エネルギー回収の高度化技術
　　　* アスベスト等、有害廃棄物等の無害化処理等に関する技術開発
　　　* 漂流・漂着ごみ問題解決に関する技術開発

　[3]対象者
　　法人
　
　[4]交付額
　　５００万円以上１億円以内。対象額の５０％以内

【募集期間】
平成22年１月４日（月）から平成22年２月５日（金）17時まで

【詳　細】
環境省処理技術情報ホームページ＞公募情報『「平成２２年度循環型社会形成推進科学研究費補助金」の公募について』