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四国EPOは、運営団体(NPO法人えひめグローバルネットワーク)とともに各主体の協力により運営しています。

環境省と文部科学省は、ESDの推進に取り組んでいます。 ESD それは希望への学び合い

ESD(Education for Sustainable Development)「持続可能な開発のための教育」は、今ある地球の恵みを、次世代に生きる全ての人々が継続して受けられる未来をつくるための「学びあい」です。

国連ESDの10年最終年会合「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議」(2014年11月 名古屋市・岡山市)、さらにその先の未来に向かって、四国でもESDの取り組みが各地で広がっています。

■ 四国ESDアンケート結果

■ 地域版ESDプログラム(英訳)

■ 四国4県ESD実践事例

ESDに取り組むとき、どこか『むずかしい』『わかりにくい』というイメージを持っていませんか?

「ESDって実は自分にとってすごく身近なことなんだ!」そんな思いをマンガにしました。

気づき、つながる輪
「ESDミーティング愛媛2010」を行いました(松山市) 2010.11

 有機農業に取り組む3人の生産者に「安心・安全な農作物づくりへの思い」をお話いただきました。八束裕さんは、堆肥作りの様子など有機農業の基本となる土づくり、白戸暉男さんは、コープ自然派えひめの活動に入るきっかけとなった地域の川の自然が損なわれたことなどの危機感、藤田準さんは、新居浜市における農業を取り巻く環境を踏まえ、有機農業に着手した現状などをお話しくださいました。
 また、「持続可能な社会づくり」とは、「なつかしい未来づくり」でもあることから、未来に引き継ぎたい過去の体験・風物は何かについて、参加者一人一人が発表。「果物を木から取って食べる」「家族団らん」「川辺での魚釣り」「用水路沿いの原っぱ」など原風景的な情景を共有することができました。
その間、子どもたちはマヨネーズづくりを担当。そして、キャベツ、ニンジン、みかんについて、有機野菜とスーパーで買える野菜の食べ比べを行いました。「スーパーで売っているものの方が味の濃さ、甘さなどがすごく調っている感じがした」「有機野菜は野菜本来の苦味、酸味、甘味が絶妙のバランスであると感じた」などの感想が出されていました。

昼食は、八束農園の有機野菜を使った「地産・地消カレー」を全員でいただきました。ご飯の一部はソーラークッカーで炊いたもの。たいへん好評でしたが、野菜の下ごしらえも参加者にしてもらえたら、有機野菜の特徴をよく理解してもらえたのではないかと反省。

午後は、子どもたちはエコハウス周辺でエコハウスのスタッフのガイドで「いきものみっけ」を行い、種をくっ付け合って遊んだり、植物の観察をしました。

大人は、有機野菜の流通のしくみづくりに取り組む、一般法人まほろばの芳野裕士さんから、慣行栽培と有機栽培の農地の違いの観点から農作物が人に与える影響などについてお話いただきました。また、東ティモール支援を行っているG−NETの横田創さんからは、東温市の棚田再生の取組みの中で、減農薬・無農薬の田んぼには多くの種類のカエルが生息していると紹介があり、安全な農業は、生き物や環境の保全につながっていることの説明がありました。
その後、参加者が「安心・安全な農作物がまだまだ広がっていない要因」「では、私たちはどうすればいいか」についてカードに書き出し、グループでディスカッションし、どのような意見が出たかを全体で共有しました。
「消費者が農業について知る・経験する機会が必要」「すぐ食べれるように加工された食品を食べる機会が増え、自分で食材を選ばない」「まじめに作られたものを買い支える必要があるが、どのように作られたかの正しい情報を得難い。情報公開のシステムの導入が必要」などの意見が出されました。

最後に、丹下晴美先生から、私たちが注意を払うことの少ない土壌も、多様な生物の働きによって維持されていることを、英語の単語を交えながらパワーポイントでご説明いただき、自然界の循環における人の生活について、意識を広げることができました。

アンケートでは、「生産者の方と直接お話しができて良かった」「意識がある人たちと改善策について話し会えて深まりました」「日々の生活で必ずかかわるので、食べ物を選ぶ際には今日のことを思い出すだろう」などの感想が出されました。


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