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四国EPOは、運営団体(NPO法人えひめグローバルネットワーク)とともに各主体の協力により運営しています。

環境省と文部科学省は、ESDの推進に取り組んでいます。 ESD それは希望への学び合い

ESD(Education for Sustainable Development)「持続可能な開発のための教育」は、今ある地球の恵みを、次世代に生きる全ての人々が継続して受けられる未来をつくるための「学びあい」です。

国連ESDの10年最終年会合「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議」(2014年11月 名古屋市・岡山市)、さらにその先の未来に向かって、四国でもESDの取り組みが各地で広がっています。

■ 四国ESDアンケート結果

■ 地域版ESDプログラム(英訳)

■ 四国4県ESD実践事例

ESDに取り組むとき、どこか『むずかしい』『わかりにくい』というイメージを持っていませんか?

「ESDって実は自分にとってすごく身近なことなんだ!」そんな思いをマンガにしました。

気づき、つながる輪
ESD学びあいフォーラム「持続可能な開発会議(Rio+20)」報告より Rio(リオ)からの学び〜ESDが果たす役割、持続可能な社会づくりを考える〜(松山市) 2012.11

 11月30日、松山市総合コミュニティセンターでESD学びあいフォーラムとして「持続可能な開発会議(Rio+20)」報告より Rio(リオ)からの学び「〜ESDが果たす役割、持続可能な社会づくりを考える〜」を開催しました。

 1992年、ブラジルのリオデジャネイロで開催された「環境と開発に関する国連会議(地球サミット)」は、気候変動枠組条約や生物多様性条約が締結されるなど、今日における地球環境保全や持続可能な開発に大きな影響を与えたといわれています。

 あれから20年。今年6月、同じ場所で「国連持続可能な開発会議(通称Rio+20)」が開催されました。今回のフォーラムでは、実際にRio+20に参加された方をお招きして、現地での活動の様子やこれから自分たちが暮らす地域で、どのように持続可能な地域づくりを行っていけるのかなどについてお話を伺い、参加者の皆さんで意見交換を行いました。

まず、今回コーディネーター役をお願いした佐野淳也氏(しあわせ社会デザイン研究所代表)が、1992年の「国連環境開発会議(地球サミット)」から今年6月に開催された「リオ+20」までの流れ・概要を説明された後、地球サミットで行われたセヴァン・スズキの「伝説のスピーチ」を視聴しました。

その後、今回、実際、リオデジャネイロへ行かれ、Rio+20に参加された田辺有輝氏(特定非営利活動法人「環境・持続社会」研究センター(JACSES)理事、グリーンエコノミーフォーラム理事)、織田由紀子氏(NPO法人北九州サスティナビリティ研究所研究員)、金城正信氏(株式会社金城産業代表取締役)にリオでの活動を発表していただきました。

田辺氏は、リオ+20の概要説明を行った後、リオ+20の成果文書が作成されるまでの流れが紹介してくださいました。また、田辺氏が所属している団体が現地で行った活動やその目的が話され、最後にリオ+20後の進捗と課題、成果の地域活用の可能性について発表してくださいました。


織田氏は、冒頭、地球サミット、リオ+20は、必ずしも環境だけを取り上げた国際会議ではなく、ジェンダー、福祉など持続可能な開発を考えるため、あらゆるイシューを扱っていることをコメントされました。リオでは、「ESDの認知度調査」を行った結果が発表されましたが、国際会議に参加している人ですら「ESD」を知らないことに、北九州市から参加した人たちはショックを受けたことが話されました。最後に、市民が国連の会議に参加することの意味として「市民の声を地域づくりに、施策に反映させる力となること」、「自分たちの活動を国際的視野で見直すいい機会となること」を挙げられました。


地元、愛媛の企業を経営される金城氏からは、自身のNPO活動を始めたきっかけに始まり、リオ+20での活動、ジャパンパビリオン内の様子やブラジルの町の風景を紹介していただきました。その後、循環型社会モデルを形成すべく、自身が経営する会社の紹介を行い、ゼロエミッションへの挑戦が熱く語られ、発表の最後は、ニュージーランドの先住民であるマオリ族の教えを紹介いただき、発表を締めくくられた。

マオリ族の教え:「人間はあくまでも自然界の一部であり、自然界の上に立つものではありません。全ての生命は互いにつながっており、人間も世界をおりなす数限りない要素のひとつ、あるいは世界という大きな家族の一員です」


フォーラム後半は、まず、国内でリオ+20を支えてきた谷川徹氏(農と生き物研究所主宰)にも加わっていただき、参加者の皆さんからの質問に報告者からお答えいただきました。質問は、「国際会議で省庁の職員の方々とは、ざっくばらんに話したりしますか?」「国際会議を国内で支える国内スタッフの苦労は?どんな仕事がありますか?」などが挙げられました。

フォーラム参加者同士がつながり、お互いを知り合う場となるよう、「ワールドカフェ」方式でグループディスカッションを行いました。テーマは、「この20年間で起きた、いい変化」と「今後20年間で起こしたい、いい変化」の2つを設定し、参加者が社会の変化から個人的な変化まで、思い思いに模造紙に書き込んでいきました。

【この20年間で起きた、いい変化】
・インターネットや境内電話の普及
・禁煙分煙、自転車レーンの設置
・参加型の雰囲気、多様性が認められる社会(自由な表現力)
・NPOやボランティアの広がり、パートナーシップの広がり
・エコ意識の向上 総合学習に環境学習も取り入れられるようになった

【今後20年間で起こしたい、いい変化】
・国境をなくす色々な国の人との交流が当たり前になるように
・車のない町、カーシェアリング
・子供やお年寄りに優しい社会
・日本独自の技術で世界をリード
・自然エネルギー、脱原発
・子どもたちが決定プロセスに関わる
・精神的豊かさ、みんなが“そこそこ”幸せ
・多様性が広がる
・自分でライフスタイルが選べる



最後に各グループで出された意見を共有しました。

アンケートでは、次のようなコメントがありました。
・世界、日本の社会問題が多様化で、何を重要視、キーポイントにしていいか、課題が多いことを実感している。
・高校や大学でESD活動を行いたいと思っているが、その方法が分からない。
・学生として活動場所を与えてもらうだけではなく、自分から提案して行動できるようにしたい。

今回のフォーラムには、環境分野のみならず、福祉、教育関係者、ESDに興味・関心を持つ学生など、多分野で活動する人たちが参加していましたが、社会の課題解決には多様なアクターが必要であるとの認識を持ち帰ったのではないかと思います。


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