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四国EPOは、運営団体(NPO法人えひめグローバルネットワーク)とともに各主体の協力により運営しています。

環境省と文部科学省は、ESDの推進に取り組んでいます。 ESD それは希望への学び合い

ESD(Education for Sustainable Development)「持続可能な開発のための教育」は、今ある地球の恵みを、次世代に生きる全ての人々が継続して受けられる未来をつくるための「学びあい」です。

国連ESDの10年最終年会合「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議」(2014年11月 名古屋市・岡山市)、さらにその先の未来に向かって、四国でもESDの取り組みが各地で広がっています。

■ 四国ESDアンケート結果

■ 地域版ESDプログラム(英訳)

■ 四国4県ESD実践事例

ESDに取り組むとき、どこか『むずかしい』『わかりにくい』というイメージを持っていませんか?

「ESDって実は自分にとってすごく身近なことなんだ!」そんな思いをマンガにしました。

気づき、つながる輪
ESDセミナー高知「持続可能な里海づくり」(高知市) 2012.1

1月28日(土)、ESDセミナー高知を高知市鷹匠庁舎隣りの「草や」を会場に開催しました。「草や」は古民家を活用し、高知の自然に近い食材を使った料理に定評がある食事処で、店舗奥の広間を提供していただきました。参加者は総勢10人という規模でしたが、講師も参加者も顔を見合わせながら、持続可能な社会づくりに向けた活動の事例を共有し、ともに考える時間となりました。

 今回のESDの切り口の一つは生物多様性。講師には、NPO法人黒潮実感センター長の神田優さん、NPO法人NPO84はちよんプロジェクト(以下、84プロジェクト)事務局の川村聡志さんをお迎えしました。
 初めに、四国EPOの藤野からESDの意義について、持続可能な社会とは「環境・社会・経済のバランスのとれた社会」であることなどを説明しました。

 続いて、NPO法人黒潮実感センター長の神田優さんに、大月町柏島を舞台に98年から取り組んでいる「持続可能な里海づくり」をご紹介いただきました。
柏島での活動は、ー然を実感する取り組み、⊆然を活かすくらしづくり、自然とくらしを守る取り組みで構成。科学者としての活動は調査して学会に発表することで区切りがつきますが、同センターは、調査結果をいち早く地元住民に解り易い形で還元するという方針で、このことが「持続可能な里海づくり」の基盤となっていることがうかがえました。また、地元の小学生の海の生きもの観察学習における、「答えをすぐ出さず、質問しながら気付きを促す。子どもたち自身が発見できれば、記憶や実感が残る・・・」という神田さんの手法は、ESDの具体的なハウツーといえます。

同センターでは、間伐したヒノキの枝を海底に沈め、アオリイカの産卵床を造る事業を行っています。この事業は、林業者・漁業者・ダイバーの協力を得て可能になったもので、子どもたちの環境教育のためにという目的を軸とすることによって、連携が生まれました。森林からもたらされる栄養塩がプランクトンを育み、豊かな漁場をもたらしていることを学びつつ、子どもたちにとっては、イカの卵という目に見える結果から、森・川・海のつながりを実感する取り組みになっています。また、ホンダワラの母藻の移植による藻場の再生や、ウニの駆除によって、磯やけの解消に取り組んでいる様子も紹介され、「人も海を耕し育み守る」という具体的な実践を知ることができました。神田さんは、このような実践の成果を伝えるためにも、リーフチェックなどの定点調査などによるデータの蓄積が重要であることを強調されました。

 一方で生じている柏島での観光客、ダイバーの増加=オーバーユースについても、問題提起と解決策の模索をご説明くださいました。島は「島民の生活の場」であり、「非日常を提供するリゾート地ではないこと」を念頭に、「訪れる人も住んでいる人も、ともに気持ちのよい島づくり」のために、ローカルルールづくりを進め、情報として発信し、観光立島から環境立島へと発展するビジョンを模式図で示してくださいました。地元との一体感を持って、冒頭の 銑の取り組みを回していく、長いスパンで里海づくりを考えていくことが、ESD的であると神田さんは捉えていらっしゃいました。

また、継続的に生物多様性の保全に取り組むためには、調査によるデータの収集のような自然科学的なアプローチと、多様な主体との協働による段階的な事業の組み立てに見られるような、社会科学的なアプローチが必要であることを、認識することができました。

84プロジェクト事務局の川村聡志さんは、大学を2年間休学し、はちよんプロジェクトで活動中。最初に同プロジェクトのコンセプトをご説明くださいました。「84」とは、日本一である高知県の森林率を示していて、そのことを不便さなどのマイナスに捉えるのでなく、森林がCO2を固定する機能を果たしていることや、森林のもたらす水が農業を発展させていることなどに着目し、プラスとして考え、高知県民のアイデンティティに育てていこうというビジョンを打ち立てています。「84」のしゃれたロゴを製品に使用を推進するライセンス事業、84教育などを展開。84教育の例としては、430もの樹種からスプーンを作る「スプーンの森」が紹介されました。材の枝の部分などを利用して紙やすりなどで削って作り、子どもたちにも好評のようです。「あたりまえだったことを体験によってあたりまえでなくすることによって、感謝や誇りを育みたい」と川村さん。各地でその地域の特性を活かした教育が進むことが、持続可能な社会の実現に結びついていくことと期待されます。今後の84プロジェクトの展開に注目していきたいと思います。

 お二人のご発表で予定の終了時間が迫ってしまい、参加者間での意見交換の時間が不足してしまい、運営について反省しています。この後、17時からは草やさんの料理を囲んで、歓談する時間を設けました。

 8人のご回答を得たアンケートでは、ESDについての理解がたいへん深まった(0)、深まった(6)、ふつう(2)などの結果で、「ESDは全ての人間活動に関わっており、全体で考えるととらえにくい。色々な事例をコツコツと集め、知ってもらうことから始めるしかないのでしょうね」、「参加するお子さんの親御さんや先生方の理解をいかに得られるか」等のコメントをいただきました。

 四国では各地でESDの要素を色濃く持つ活動が進んでいると思われるので、このような機会を創って楽しみながら情報交換を進展させていきたいと思います。

こちらは、セミナー参加者の方々が所属する団体のURLです。ぜひ、チェックしてみてください。
【特定非営利活動法人黒潮実感センター】
http://www.orquesta.org/kuroshio/

【特定非営利活動法人NPO84はちよんプロジェクト】
http://www.kochi-84project.jp/

【特定非営利活動法人環境の杜こうち】
http://npo-kankyonomori.com/

【紙漉体験かみこや】
http://kamikoya-washi.com/


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