「被害防除と個体数管理」〜車の両輪を回すために〜
近年、ニホンジカ生息数の増大と生息域の拡大が各地で進行し、その影響は農林業被害のみならず、植生衰退や土壌流失など生態系への悪影響も顕著となっており、四国においても森林・林業に深刻なダメージを与えています。一方で林業経営を取り巻く環境は厳しく、シカ対策の進まない現状に対して、ともすれば捕獲要求一辺倒に陥りがちな状況です。
しかし、これからの野生動物対策は、適切な技術の適用による被害防除(被害管理)と、効果的な捕獲法を取り入れた合理的・持続的な個体数管理を、車の両輪として機能させていかなければ展望は開けないと考えます。
【日 時】
平成25年10月5日(土)13:30〜17:00(受付13:00〜)
【場 所】
四国森林管理局 大会議室(高知市丸ノ内1丁目3-30)
【入場料】
無料
【定 員】
100名(先着順)
【内 容】
◆四国におけるニホンジカ問題の過去、現在と未来
奥村 栄朗(森林総合研究所四国支所)
◆野生動物保全における必須対策としての被害防除−森林における効果的な防護柵の設置と管理−
高柳 敦(京都大学大学院農学研究科)
◆これからの狩猟と管理捕獲に求められるブレイクスルー−手法論から体制論への意識改革−
鈴木 正嗣(岐阜大学応用生物科学部)
◆野生動物管理における今後の展望−被害防止と体制構築の取組み−
八代田 千鶴(森林総合研究所関西支所)
◆パネル・ディスカッション
【問合せ・申込み先】
独立行政法人 森林総合研究所四国支所 連絡調整室
TEL:088-844-1121(代) FAX:088-844-1130
E-mail:kouho-ffpri-skk◎gp.affrc.go.jp(メールの際は、◎を@にご変更ください)
URL:http://www.ffpri.affrc.go.jp/skk/
【詳 細】
環境活動支援センターえこらぼ>新着情報>森林総合研究所四国支所 森林野生動物研究会共催 公開シンポジウム「ニホンジカ問題の現状と対策の今後」(10/5)
http://ecolabo-kochi.jp/event86.html