博物館といえば、市民にとっては「企画展示」がもっともなじみ深いものだと思います。この企画展示は、博物館がおこなっている研究(博物館員による研究ばかりではなく、市民参加型研究や外部研究者の博物館資料の研究も当然含みます)がもとになって計画されることが普通です。また、博物館はモノの研究を基本にしていますので資料を収集しております。したがって、特定の資料を特定の観点からみた展示をすることもあります。
いずれの場合も、これらの資料の研究から行う展示は、「ここまでは解決しているけれども」、「これから先はまだわからない」といった不思議がつまっているものです。このことをこれまで関わってきた二つの博物館で行われた企画展示『動物とのつきあい』、『東アジア中世海道』、『伝統の朝顔』、『ドキュメント災害史1703ー2003』、『歩く宝石オサムシ』、『こまった!カワウ』、『ニゴロ−の大冒険』を素材に述べてみます。
自然と人間の関係の乖離が問題視されていますが、そのことが環境問題やエネルギー問題を引き起こしているのかもしれません。肝心なことはまず自然そのものの理解を深める必要があり、博物館はこうした新博物誌的世界への入り口だと思います。
【演 題】
不思議な場としての博物館 〜問題発見のおもしろさ〜
【講 師】
篠原 徹 氏
滋賀県立琵琶湖博物館 館長
【日 時】
平成25年4月13日(土曜日)
13:30〜15:30 (受付…13:00〜13:30)
【場 所】
e-とぴあ・かがわ BBスクエア
(高松市サンポート2番1号 高松シンボルタワー棟5F)
【定 員】
80名
【参加費】
無料
【申込期限】
平成25年4月12日(金曜日)
【主 催】
みんなでつくる自然史博物館・香川
【共 催】
香川県、e-とぴあ・かがわ
【申込先(問合せ先)】
みんなでつくる自然史博物館・香川 事務局
香川県環境森林部みどり保全課 鳥獣対策・野生生物グループ
〒760-8570 高松市番町四丁目1番10号
TEL: 087-832-3212 FAX:087-806-0225
E-mail:midorihozen◎pref.kagawa.lg.jp(メールの際は、◎を@にご変更下さい)
●お申込みは、電話、ファックス、メール、はがき等により、住所・氏名・性別・電話番号を明示して下さい。
【詳 細】
香川の環境>募集中!>「みんなでつくる自然史博物館・香川 記念講演会」 を開催します!
http://www.pref.kagawa.lg.jp/kankyo/data/1302/130227.htm