私たちが暮らす四国は、海から山まで多種多様な生きものがすみ、日本の中でも豊かな自然環境に恵まれた地域と言えます。ひとつひとつの生きもののつながりが生態系を作り出し、私たち人間もその構成員として多くの恩恵を受けています。しかしながら、近年、地球規模の気候変動による生物相の変化や繁殖しすぎたり、あるいは反対に減少しすぎたりして絶滅が危惧される動植物の存在など、私たちの周囲でも生物多様性に関わる多くの問題が生じています。
私たちが安心して暮らしていくためにも四国の豊かな自然を保全していくことはとても重要なことです。2010年は国連で定めた国際生物多様性年です。また、10月には国際的な枠組みを策定する生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が愛知・名古屋で開催されます。これを機に、四国の豊かな自然、四国の生物多様性を保全していくために、私たちにいったい何ができるのか、何から始められるのかを皆で考え、具体的な行動に移すことが求められています。
このワークショップでは、一般市民や生物多様性の保全活動に取り組まれている方々に参加していただき、生物多様性について理解を深め、具体的な行動、施策の実施に向けて検討していきます。
【日 時】
平成22年2月21日(日)13時半から17時半
【場 所】
高知市文化プラザかるぽーと 大講義室11階 (高知県高知市九反田2-1)
【内 容】
(13:30〜)
■ 開会挨拶
■ 話題提供1.生物多様性を保全するために何ができるか? 草刈秀紀(WWFジャパン)
■ 話題提供2.ツキノワグマ、ニホンジカの保護管理と生態系ネットワーク構想 金澤文吾(四国自然史科学研究センター)
■ 話題提供3.四国の農業形態と田んぼに生息する生きものたちの保全 谷川徹(生物多様性農業支援センター四国事務所)
■ 話題提供4.瀬戸内海島嶼部における景観の変化と生きものの変化 山本貴仁(石鎚ふれあいの里)
■ 話題提供5.生物多様性と里海 高知県柏島の事例から 神田優(黒潮実感センター)
(15:20〜)
■ 質疑応答と休憩
(15:50〜)
■ 総合討論1.グループワーキング
■ 総合討論2.まとめ
17:30
■ 閉会のあいさつ
※終了後に懇親会があります(詳細は下記に)。
【参加費】
無料
【主 催】
生物多様性市民ネットワーク(CBD市民ネット)
【協 力】
NPO法人四国自然史科学研究センター
NPO法人環境の杜こうち
NPO法人生物多様性農業支援センター
四国EPO
【連携協力】
生物多様性条約第10回締約国会議支援実行委員会
【問い合わせ先】
生物多様性国内対話in高知・愛媛ワークショップ作業部会事務局
〒785-0023高知県須崎市下分乙470-1 四国自然史科学研究センター内 金澤文吾
FAX:0889-40-0840
E-mail:kanazawa◎lutra.jp(メールの際は◎を@にご変更下さい)
もしくは
〒785-0653高知県高岡郡梼原町中の川486 谷川徹FAX:0889-67-0383
E-mail:t-tanigawa◎mb.pikara.ne.jp(メールの際は◎を@にご変更下さい)
☆懇親会
日時:平成22年2月21日(日) 19:00−21:00
場所:葉山(高知市はりまや町1-6-1 TEL088-882-6670)
会費:5,000円
申込:事前に申し込み必要。申込方法は、下記のFAXもしくはメールにて、「2/21国内対話懇親会申し込み」、氏名、所属、電話番号、メールアドレスを明記の上、2月10日までに申し込みをお願いします。
受付担当:谷川徹
FAX:0889-67-0383
E-mail:t-tanigawa◎mb.pikara.ne.jp(メールの際は◎を@にご変更下さい)
☆ 会場までのアクセス
http://www.bunkaplaza.or.jp/access/index.html
●高知駅より電車で土佐電鉄を使い、はりまや橋下車徒歩5分、菜園場下車徒歩3分、もしくはバスで土佐電鉄・県交通にて、八幡通下車徒歩1分
●高知ICより車で10分
●高知龍馬空港より車で30分、シャトルバスで30分、はりまや橋下車徒歩5分
●地下駐車場あり、通常料金30分ごとに150円
【詳 細】
「生物多様性国内対話 in 高知・愛媛〜みんなでつながる四国生きものネットワーク〜」ワークショップ チラシ表・裏 [PDF]