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吉野川が海と出合う河口の汽水域や干潟および沿岸域は、日本の各地から姿を消しつつある汽水域の多種多様な希少種がごくあたりまえに生息し、多くの渡り鳥が来るような場所として生物多様性が高く、国内でも最大級の規模と景観を誇っています。
日本最大の汽水域、河口干潟と沿岸海洋域の生態系の連続性が、人の暮らしと自然を支えている場所としてかけがえのないところです。
県都の入り口に大河の自然と景観を誇れる地は他にあるでしょか？
現在、河口1,8ｋｍのところに�‥豐直�大橋（全長1,380m・現在橋脚が完成し、2012年春完成予定）が建設されており、さらに��高速道路（四国横断自動車道）が、河口入口を橋梁式で通過する臨海部ルートで計画されています。
多くの県民が慣れ親しんできた河口に、しかもわずか1,8ｋｍしか離れていない場所に建設される、高速道路橋は、河口の空や川と海のつながりを断ち切ってしまうことがとても心配されます。
この財政難の時代に、コンクリートから人へと謳う政府の政策転換のこの時期に、明らかに２重投資ではないでしょうか？現在建設中の東環状大橋を活用して、南へとつなげていくことを賢い知恵として代替できないものでしょうか？
私たちは、どんな町に住みたいと思いますか？
どんな社会を、どんな自然を、ふるさとのどんな風景を次の世代に渡したいと思いますか？
経済優先の社会がひきおこした地球温暖化や財政問題、生物多様性、そして、明日の私たちのまちづくりについて、いっしょに考えたいと思います。
お誘いあわせのうえ、ご参加ください。
【日 時】
２００９年１１月１５日（日）１３：３０〜１６：３０
【場 所】
沖洲コミュニティセンター ２階・研修室 （徳島市北沖洲３丁目・沖洲中央卸市場の前）
★駐車場は、センター前の沖洲中央卸市場露天駐車場をご利用ください。
【講 師】
橋本良仁氏（八王子市）
高尾山の自然をまもる市民の会、高尾山天狗裁判原告団、道路全国連事務局長。
●橋本良仁氏 プロフィール
高尾山の自然をまもる市民の会、高尾山天狗裁判原告団、道路全国連事務局長。
1945年北海道生まれ
19年間、大手電機メーカーでＩＣ開発従事。
1988年退職、国定公園高尾山にトンネルを掘る圏央道建設を止めさせるために設立した市民団体「高尾山の自然をまもる市民の会」事務局員。
日本各地で学生、市民、法律家などを対象に講演活動中。
岩波雑誌「世界」2009年8月号座談会「道路建設はなぜ止まらないか」に登場
●橋本良仁さんと高尾山（圏央道建設は地球温暖化の防止に逆行）
地球温暖化の進行に対し、大切なことの一つは生物多様性を守ること、次世代に生きる子どもたちのために、自然を無傷のまま手渡すのは私たちの責任です。圏央道という高速道路建設のために10兆円もの莫大な税金を使い、高尾山にトンネルをあけて、微妙なバランスを保っている生態系を壊すのは2重の誤りです。人間が造り直すことのできない自然を壊すことは許されません。
【参加費】
５００円（資料代）当日参加大歓迎です。
【主 催】
とくしま自然観察の会
【後 援】
吉野川みんなの会
【お問い合せ先】
rieko◎mandala.ne.jp（井口/とくしま自然観察の会）（メールの際は◎を@にご変更下さい）
【添付資料】
吉野川河口から明日のまちづくりを考える学習会 チラシ[PDF]
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