環境省では、平成23年度より「日系静脈産業メジャーの育成・海外展開促進事業」を開始し、循環産業の育成・海外展開に取り組んでいます。平成25年度からは「我が国循環産業の戦略的国際展開・育成事業」と名を改め、今まで実施してきた廃棄物適正処理に係る二国間協力とも有機的に結びつけ、我が国の優れたインフラ関連産業の一つとして積極的に国際展開を支援していきます。
ついては、この事業の一環として、我が国の循環産業による廃棄物処理・リサイクル分野における具体的な海外展開の計画のある事業について、実現可能性調査の実施等を支援するため、平成25年度における支援の対象事業を公募いたします。 [環境省ホームページ 報道発表資料より]
【支援対象となる海外展開事業】
次の(1)から(3)の全てに合致する具体的な海外展開の計画のある事業
(1)事業の内容
次の[1]又は[2]に該当する事業であって、今後数年以内に事業開始を検討しているもの
[1] 海外において、廃棄物等の収集・運搬、中間処理、リサイクル、最終処分に関わるサービスを提供する事業
[2] 海外において、[1] の事業を実施する行政や事業者からの委託を受け、これに必要な施設を建設する事業
(2)海外展開事業の実施国
特に対象国の制限は設けませんが、支援対象事業の採択においては、我が国との外交上、経済活動上の関係の深さや距離的な条件等を考慮します。
(3)海外展開事業の実施者の要件
対象とする海外展開事業の実施者は、以下のいずれかの民間法人とします。
[1] 我が国に本社又は主たる事務所をおいている法人であって、海外に本社又は主たる事務所をおいている法人の子会社でない法人
[2] [1] の法人の子会社であって、海外に本社又は主たる事務所をおいている法人
【支援内容】
(1)支援対象
次の[1] 及び[2] の両方を行うものを支援対象とします。
[1] 海外展開計画事業の実現可能性調査
海外展開を行う計画の事業について、実現可能性調査(以下「FS」という。必要に応じ廃棄物の組成・性状等調査やパイロット試験を含む)の実施を支援する。
[2] 現地での海外展開の枠組み構築のための関係者合同ワークショップ等の開催
現地での海外展開の枠組みを構築していくため、日本側関係者と現地関係者との間で、海外展開事業計画案、FSの計画や実施状況、事業推進に向けた協力等について情報共有・意見交換を行う「関係者合同ワークショップ」の開催を支援する
(2)支援額と採択件数
(1).[1] の実現可能性調査及び(1).[2] のワークショップ開催の事業経費の総額として、1事業あたり3,000万円(税込み)までを上限とし、採択件数は7件程度を予定しています。
(3)支援期間
最長で2カ年度とします。
【支援事業への応募者の要件】
次の[1]または[2]のいずれかの者であって、かつ、[3]、[4]、[5]のいずれかを満たす者とします。
[1] 2.(3)の要件を満たす者であって、支援対象となる海外展開事業計画について、自らが事業遂行の中心的な役割を果たすこととなる事業者
[2] [1]の者を含み、地方自治体、その他の共同事業者から成るコンソーシアム
[3] 平成25年度の環境省競争参加資格(全省庁統一資格)「役務の提供等」の「物品の製造」、「物品の販売」「役務の提供等」において、申請書提出時までに「A」、「B」、「C」又は「D」級に格付されている者
[4] 自治体における廃棄物処理に係る調達業務への入札参加資格を取得している者
[5] 自治体における一般廃棄物処理業及び産業廃棄物処理業の許可を取得している者
なお、[1]の要件は[1]を満たす事業者を主幹事とし、複数の者が共同してFSを実施することを妨げない。
【受付期間】
平成25年2月22日(金)〜平成25年3月27日(水)17時 必着
【公募説明会】
[1]日時
平成25年3月8日(金)10:30〜12:00
[2]場所
東京都千代田区霞が関1-2-2
合同庁舎5号館19階環境省第3会議室
[受付期間]
平成25年2月22日(金)〜平成25年3月7日(木)12時 必着
[その他]
当日は参加者の名刺の提出をお願い致します。
注)公募説明会への参加は、応募への必要条件とは致しません。
【詳細】
環境省ホームページ>報道発表資料>平成25年度 我が国循環産業海外展開事業化促進事業の公募について (お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16358