多度津町再生水利用計画事業による下水の再利用で、水不足の解消や河川環境の保全、水辺環境の再生を実現!
投稿日時: 2012-02-29
多度津町(香川県)では、渇水による農業用水の不足や河川の水質悪化などを解消するため、2004年より下水を高度処理して再利用する仕組みを導入しています。
処理された水は、農業用水として必要に応じて送水したり、河川上流から放流することで河川の水量不足による悪臭や生態系への影響を防止しています。また、「せせらぎ水路」「八幡の森ほたるの里」などの整備を行い、住民が水に親しめる環境づくりに繋がっているほか、環境教育での活用も進んでいます。
この取り組みは、2010年の日本水大賞にて国土交通大臣賞を受賞しており、来月(2012年3月)には、フランスで開催される第6回世界水フォーラムにて水の有効活用事例として発表される予定です。
【関 連】多度津町ホームページ>多度津町再生水利用計画事業
【参 考】第12回日本水大賞「水めぐるまち!次世代の未来を築く水循環プロジェクト」(PDF)