愛媛県今治市では、学校給食センターの老朽化に伴い1983年より学校給食を学校内で作る方法へ順次移行し、地元食材や有機食材の利用を進めてきました。
学校での今治産食材の利用は、なんと約4割!
これまでの取り組みの結果、現在の学校給食に占める市内産食材の割合は約4割。お米やパンの原料は90〜100%が今治産です。また、有機野菜は全体の7〜8%を占め、熱心な地区によっては有機野菜の割合が約5割にも達しています。
地産地消の推進は食育としても効果を発揮
ある学校の給食では、生産者当てっこクイズが行われます。これは、給食の時間になると児童たちがその日の食材を見て「この人参は○○さんのかな?誰のだろう?」と話し始め、しばらくすると校内放送で「今日の人参は▲■さんが作りました」と報告されるものです。
更に、小学校の学校農園で有機JASの認証を取得している学校もあります。
現在は、学校給食で培った知識やノウハウを一般家庭へ広めるため、「いまばり地産地消推進運動」を実施しています。
更に、2006年には「今治市食と農のまちづくり条例」を議決するなど市を挙げて「地産地消の推進」「食育の推進」「有機農業の振興」に取り組んでいます。
■ パートナーシップのツボ ■
「いまばり地産地消推進運動」では、「今治市食と農のまちづくり委員会」や「いまばり地産地消推進応援団」による行政・企業・市民等の協力のもと、地産地消を推進しています。
【連絡先】
今治市産業振興部農林振興課地産地消室
〒794-8511 愛媛県今治市別宮町1丁目4番地1
TEL:0898-32-5200(代表)、FAX:0898-32-5211(代表)
http://www.islands.ne.jp/imabari/nourin/tisantishou.html