同連ESDの10年が今年で終わります。しかし、持続可能な開発が達成されていない以上、ESDの必要性は変わりません。資源と政府の力には限りがありますが、人間の智恵と市民の力は無限、そして、それらを引き出すものこそESDだからです。
ESDを続ける以上、これまでの10年から教訓を引き出し、どういう進め方をすれば地域や世界を持続可能にしていく教育(学びあいや人づくり)がよりよくできるのかを、今こそ集中的に話し合いまとめていく必要があります。
そこでESD-Jは今年の1月から「ESD地域ミーティング」の開催を各地に働きかけてきました。また、ESD実践者やESD推進機関の方たちと、2015年以降に向けた提言のあり方について意見交換を行ってきました。本フォーラムでは、これらの声をふまえ、ESDを担ってきた各主体のこの10年の経験をまとめ、2015年以降のESD推進の方向性を打ち出し、ESDにかかる多様なステークホルダーに向けた提言をとりまとめます。
お互いの経験・視点を共有しあうことにより、それぞれのESDの実践を位置づけ、つなげ、より有効に杜会を変え、地域をつくり、人を育てていくことができるように、この楽しくかつ有意義な作業をともに行いましょう。
【日 時】
2014年6月21日(土)11:00〜18:00
懇親会(参加費別途)18:30〜20:30
6月22日(日) 9:00〜14:00
【会 場】
日能研ビル6F セミナースペース
(東京都荒川区西日暮里5-38-5)
(JR/地下鉄千代田線・西日暮里駅より徒歩5分)
【参加費】
500円
【申込締め切り】
2014年6月18日(水)
ESD-Jのウェブサイトからお申し込みください。
【対 象】
各地のESD地域ミーティング参加者
ESD実践者、ESD推進組織、持続可能な社会実現に向けた実践者
【定 員】
60名(先着順)
【プログラム(予定)】
■STEP1 各地の地域ミーティングから 地域実践の成果と課題の共有
ESD地域ミーティング開催地における持続可能な地域づくりと、その基盤となる地域の教育(学びあいと人づくり)の成果と課題について共有する。
※報告予定地域 北海道/岩手/埼玉/多摩・稲城/北陸/愛媛/茨城/北九州/東海/宮城
■STEP2 ESDの評価軸づくり
この10年間の各自のESD実践経験にもとづいて、ESDの視点として重視したいことを出し合い、「ESDの評価軸」を共有する。そして、2015年以降のESDの展開に向けて「不足していること」「必要なこと」は何かを共有する。
※話題提供者 永田佳之氏(聖心女子大学教授) ほか調整中
■STEP3 地域と市民社会からの提言づくり
STEP1とSTEP2から、日本と地域のESD推進のために必要なことを整理し、多様なステークホルダーに向けた提言としてとりまとめる。
【主 催】
認定NPO法人持続可能な開発のための教育の10年推進会議(ESD-J)
【助 成】
独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金
【お問い合わせ】
ESD-J事務局 担当:中川、村上
TEL:03-5834-2061
FAX:03-5834-2062
E-mail:admin◎esd-j.org(メールの際は◎を@にご変更ください。)
【添付資料】
「地域と市民社会からのESD提言フォーラム」チラシpdf