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「衣類のゆくえを知るバス研修〜第2弾〜」を行いました 2010.3

H20年度のモデル事業を踏まえ、衣類の3Rを広く展開するための支援の一つとして、バス研修第2弾を開催しました。

今回は具体的な地域での実践につなげることを目的とした「実践者コース」と、衣類の3Rを環境教育に生かすことを目的とした「環境教育コース」の2コースに分かれました。

 有限会社田代商店の工場やショップにて、実際の衣類がリユース、リサイクルされる現場を見た後、コース別の意見交換会を実施しました。

「実践者コース」では衣サイクル研究会が、回収された衣類がどのような主体によってどのように処理されているか、最終的にどのような形で循環しているかを解説。その後、4つのグループに分かれ、衣類のリサイクルを促進するためにはどうすればよいかについて、情報交換や具体的なアイデアの共有が行われました。

「環境教育コース」では、学校と外部講師の連携や、今の子ども達にどのようにして3Rを伝えていくべきかが話し合われ、参加者の実践事例なども紹介されました。


参加者の感想等(抜粋)です。
・想像以上のスケールに驚いた。これだけのリサイクル品が集まる現状は悲しいが、今の日本社会には必要なシステムだと改めて思った。
・公民館活動として3月より毎月第4水曜日を回収日として取り組むことになり、何の知識もなく不安一杯でしたが、今回の研修で一次、二次と細かく分別され再生できるもの、ウエスとして利用されるもの、反毛材料となるもの、なんでも受入れてよいということがわかり、今後大変自信がつきました。倍のCO2が発生していることも驚きでした。
・回収システムがまだ愛媛では整って折らず、多くは焼却処分がされていることを考えると、田代商店で大量に集められている古着の山とは比べものにならないほど大量に焼却されている現状を、早く変えていかなければならないと感じました。
・いろいろな意見が出て勉強になりました。高齢者の方なんかが持って行くのは大変であるとか、市のほうで回収をしてもらえないとか。
・実践されている方の現実の細々とした課題を解決しながらよい仕組みを作って行かなければならないと思いました。
・環境教育で大切な材料をたくさん頂きました。幼少期から粘り強く教えていく大切さ、根底は人の「モラル」であること、粘ってあきらめず、子らが気付けるのをサポートすべきということ、持続可能な教育として人脈・人材の連携を杖に、継続できる仕組みづくりが必要だと改めて考えるよい機会となりました。


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